目的買いの増加を感じたショッピングモールでのイベント

2020年7月3日
住宅・工務店・リフォーム・不動産業界向け「A4」1枚アンケートから集客できる広告作り
目的買いの増加を感じたショッピングモールでのイベント

 

みなさん、こんにちは。「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザーの大見です。

緊急事態宣言も解除され、ショッピングモールも通常の営業に戻ってきています。

そんな中、先日、3ヶ月ぶりに、某有名ショッピングモールでの販売イベントがありました。

私がそのイベントの設営・運営・撤去に携わった中での感じたことを書こうと思います。

私が携わった販売イベントと書いてもイメージ出来ないかと思いますので、

もう少し詳しく書きますね。

みなさんもイオンやプライムツリー、ららぽーと等のショッピングモールに行くと、イベントスペースで下記のような風景を見たことがあると思います。

・クルマの展示会

・太陽光パネルの説明会

・ケータイ電話の販売会

・住まいの相談会

・大不動産フェア

・リフォーム相談会等々・・・・。

実は、ショッピングモールでのそういったイベントって、効果があるんです。

考え方としては、

「お店で待っているだけではお客は来ない。」

「人が集まっている所に出掛けていって、自社の商品(サービス)を売ろう。」

といった攻めの考えです。

ショッピングモールの集客力って、凄いんですよ、実は・・・。

具体的な数字は、上げられないですが、土日の2日間で、安城市の人口と同じ位の人が集まってくるショッピングモールもあります。

安城市の人口を調べてもらえればわかりますが、凄い数でしょ(笑)。

ショッピングモールに行くって言うのは、もうレジャーなんですね。

身近なテーマパークみたいなものです。

これだけ集客力があるので、イベントスペースでの販売会も効果があります。
(その分イベントスペースのレンタル費はそれなりの金額です。)

特に「これが買いたい」っていう理由がない人がたくさんいて、

そういった方がイベントスペースで販売会を行っているスタッフに

「展示品をご覧ください。」とか、

「アンケートに答えると○○が貰えます。」とか、

「アンケート記入でくじ引きが出来ます。」

って声を掛けられたりして、その後商談になり、商品を買っていくっていうのが当たり前にあるんです。

「ふらっ」と来ていた人が、イベントスペースで商談になり、

・たまたま気になっていたクルマが展示されていたので契約しました。

・リフォーム相談会で声を掛けられて、リフォームをしました。

・掲示されている土地を見ていたら、営業マンに声を掛けられ、その後、新築しました。

なんて事は、実は当たり前にあります。

ショッピングモールの集客力に頼って、たくさんのお客様を一気に集めて、そこから買ってくれるお客様を見つけ出すっていう販売方法です。

コロナショック前までは・・・。

今回は、コロナショック後、初めてのイベントスペースでの販売会でしたので、

どうかな?と思いながら運営をしていましたが、

大きく変わりました。

イベントスペースに立ち寄って、相談をされる方が、

コロナショック前の1/3ですね!

原因を分析すると、ショッピングモールの集客もコロナショック前に比べれば減っています。

でも、それ以上に大きな変化を感じたのは、

「ふらっ」と目的もなく、来ている人、つまりレジャーとして来ている人が減ったと思いました。

逆に言うと、目的買いの人が増えました!!!

自分がもしくは家族が購入したいものが決まっていて、

それが購入できたら、その後「ふらっ」とショッピングモールで楽しんでいくのではなく、

帰るというスタイルです。

その影響だと思いますが、フードコートは、ガラガラです。

お昼時でも、席が余っていますから・・・。

これは、明らかにコロナショックによる消費の変化です。

目的買いの目的に選ばれる商品やサービスでないと売れないという事です。

今までと同じスタイルでイベントスペースでの販売会を展開してもコロナショック前と同様には売れていかないなぁ~と思いました。

例えば、

「人気のSUV、3モデル展示中!」とか、

「夫婦二人暮らしのリフォーム特集」とか、

「平屋を建てるのにおススメの土地100物件あり」とか、

ターゲットを絞った企画や打ち出しをする必要があるな~と思いました。

でも、この状況はショッピングモールは、まだいいです。

ショッピングモールは知名度もありますし、ホームページも充実していますから、目的買いに対応出来ます。

知名度の低い会社やサービスはどうなるでしょうか?

目的買いが増える消費の変化に対応していかないと選んでもらえなくなってしまいます。

それには、

・自社の強みはどこにある?

・ライバル社との差別化ポイントは何?

・選んでもらうために自社の商品やサービスをどうやって知ってもらうのか?

・そもそもどんなお客様に喜ばれているか?

こういった事をしっかり分析して、発信していかないとなかなかお客様に伝わりませんし、選んで頂けなくなります。

事実、私がお世話になっているあるクライアント様は、「勝利の方程式」がしっかり組み立てれていて、改善を続けていますので、今の状況をお聞きすると、

「全く、コロナの影響は受けてませんね。変わらず、新規のお客様のご来店もあるし、ご契約も頂いています。」

と言われます。

目的買いのお客様が増えた今こそ、逆にチャンスがあると思います。

自社の商品やサービス・お客様の分析をして、「勝利の方程式」を作れれば、後はそれを改善し続けることによって安定した利益を確保できます。

では、「何から取り組めばいいんだ」となります。