「お先真っ暗な住宅業界を明るくする道標! パートⅡ」
今年から「お先真っ暗な住宅業界を明るくする道標!」にキーワードを変更し、少しでも明るくなる事を書いていこうと思っていますが、なかなか、明るい話題は無いですね。
1月9日にブログをアップしてから、何社かの工務店と打合せをしていますが、厳しい話が多いです。
「今年は、昨年以上に厳しくなると覚悟して、事業を進めていきます。」
とか、
「仕入れ先の問屋から〇〇工務店が危ないって聞いているけど、知っている?」
と言った話や、
「建売は厳しいよ。この2年間、本当に物件が動かない。今年になっても動かないんだけどね。」
等々で、明るい話は本当に少ないです。
何とか、明るい話を提供したいと思うのですが、思うような話がないので、今回は、このところ、私が気になっている事を書こうと思います。
それは何かと言いますと、SNSの投稿や広告の事です。
最近のSNSの投稿や広告を見て思う事
コロナ禍になってから、SNSでの投稿や広告が飛躍的に増えました。
オンライン商談等が必要になったので、ネットでの告知が一番、効率が良かったからです。
動画も簡単に投稿できるようになり、今もその傾向が続いており、毎日SNSには大量の投稿や広告が流れています。
その投稿や広告を見ながら私が感じているのは、
「その投稿や広告は、伝えたい相手に届いているのだろか?」
という事です。
SNSへの投稿や広告が悪いと言っているわけではありません。
言葉は悪いですが、「しっかり組み立てをして、利用している。」とは思えない事が多いです。
もっともよく分かるのは、ターゲットを考えずに投稿している事です。
例えば、インスタへの投稿ですと、フィットネスジムやスポーツジムは合っているように思われますが、50歳代以上をターゲットにしているジムですと、状況は違ってきます。
インスタの利用者で多いのは、20~30代の女性です。
そこに50歳代以上をターゲットにしたジムが投稿しても効果は期待できません。
事実、先日、当協会が行った『「A4」1枚アンケート・マンダラ広告作成法 成功事例公開セミナー』に参加されたジム経営の方は、
「当ジムを知ったきっかけをお客様に聞くと、店の前を通って知った。という方が多いんですよ。そうすると、店の前が殺風景なので、のぼりを立てるのが効果的ですね。」
と言われました。
その通りです。
そののぼりを見た人が、「私の事だ!」と思えるような「ターゲットコピー」や「キャッチコピー」を入れてのぼりを製作するのがポイントです。
また、別の参加者は、「飲食店の販促って、絶対にSNSだと思っていましたが、お店周辺へのチラシポスティングも効果的なんですね。うちのジムもジム周辺へのチラシポスティングって必要ですね。」と言われました。
この飲食店は、インスタグラムやGoogleビジネスプロフィールで情報発信を始めたものの、期待する集客効果は得られなかったので、まずは「近所の方に知ってもらおう」という狙いで、徒歩圏内エリアにチラシポスティングをしたら効果を得られたわけです。
近隣の人に伝えるには、SNSよりもチラシポスティングが合っています。
何が言いたいかというと、先程紹介した50歳代以上をターゲットにしたジムもインスタよりもターゲットに合った媒体が他にあるはずです。
そこを考えて組み立てをしないと無駄な努力になってしまいます。
魚がいない池にいくら釣り糸を垂れても、魚は釣れないですよね?
それと同じことです。
今は、媒体の種類が多いので、ターゲットを明確にし、そのターゲットに合った媒体を選定する事も重要になります。
また、実際にどんな認知経路を辿ったかをお客様に聞いてみる事も大切です。
認知経路を知る事も重要
「A4」1枚アンケートに取り組まれているある工務店さんですが、アンケートから興味深い結果が出ています。
この工務店さん、インスタからの問合せがあるのですが、最初にインスタの投稿や告知で知ったのはほぼ100%奥様です。
「妻がインスタで見つけました。」
「インスタを見て、良いなと思ったので、夫に話しました。」
等々の回答です。
ご主人が「インスタで見つけた。」というのは皆無です。
インスタからの問合わせを得るには、奥様からご主人に情報を伝えてもらう必要があります。
まさにインスタの利用者が20代~30代の女性が多い事がわかりますし、その点を意識した投稿や広告が必要になります。
私が経営している「襖・障子・畳・網戸の張り替え屋 和紙屋」の場合
では、もう一つ参考に、当社が経営している「襖・障子・畳・網戸の張り替え屋 和紙屋」の状況をご紹介します。
2022年11月に新規事業として開業し、2年が経ちました。
その間に270件のお客様にご利用いただきました。
取得した「A4」1枚アンケートも130枚になります。
そのアンケートの中の質問
Q2.「当店をどうやって(何で)知りましたか?ホームページの場合は、検索キーワードも教えてください。」
を見ると、
折込チラシ・ポスティングチラシが81人、
ホームページ・ネット検索が24人、
その他が25人
です。
圧倒的にチラシが多いです。
興味深いのは、ホームページ・ネット検索の24人です。
この24人の中には、具体的にどの媒体を利用したかを一部の人が書いてくれています。
多い順に書くと、
ヤフーで検索 4人、
スマホで検索 4人
グーグルマップで検索 2人
グーグルで検索 1人
という結果です。
何が見えてくるかと言うと、1つは、SNSで和紙屋を見つけた人はいません。
過去に1人だけいました。
その方からアンケートはいただいて無いですが、私は電話で問合せをいただいた時に何で知ったかを聞くようにしています。
その時に「インスタで見つけたから電話をした」と言われました。
ただ、この方は、不動産仲介業をされている事業者でした。
一般の人ではありませんでした。
ここから想定されることは、和紙屋のお客様は、50歳代以上の方がほとんどです。
その方々は、インスタやフェイスブック、エックスというSNSを情報源としていない事が分かります。
そして、注目すべきは、ヤフーで検索をした人が4人いる事です。
ヤフーが日本でサービスを開始したのが、1996年4月1日です。もう29年前になります。
現在56歳の私が28歳の時です。
私と同世代の方や私より年齢が上の方は、今でもヤフーがネットと接触する最初の入口になっている事が想定できます。
つまり、50歳代以上のお客様が多い和紙屋がネット広告を利用する場合は、SNSに広告を出すよりも、ヤフーにバナー広告を出すのが一番効果的な事が予想できます。
ヤフーの利用者は比較的、年齢が高いと言われていますが、その事実は、和紙屋の「A4」1枚アンケートからも裏付けられます。
私は、アンケートでこの結果を見るまでは、「ネット検索で知った。」と言われれば、勝手にグーグル検索だと思っていましたが、実はそうでない方が結構いる事がわかりました。
この事実は、「A4」1枚アンケートを取り続けていなければ、気付かなかったと思います。
和紙屋の販促は、折込チラシ・ポスティングチラシを軸にし、ネット広告はヤフーを取り込んだプランが効果的な事がわかります。
いかがでしょうか?
スマホが普及してから飛躍的に広告媒体が増えました。
だからこそ、根拠ある媒体選定が大切になります。
自分たちのターゲットとなるお客様が本当にその媒体を利用しているのかをしっかりと考える必要があります。
調べる方法は簡単です。
お客様に聞く事です。
それには、「A4」1枚アンケートを利用する事を強くお勧めします。
長くなりました。
今月はこれくらいで終わりにしたいと思います。
最後にみなさんに大切なお知らせです。
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