みなさん、こんにちは。「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザーの大見です。
今回は、ちょっと偉そうなタイトルになってしまいましたが、お付き合いを頂ければと思います。
なんで、そんなタイトルになっているかと申しますと、ある企業様(工務店さんです。)の「A4」1枚アンケートの分析をしていまして、
Q3 当社を知ってすぐリフォームを依頼しましたか?しなかったとしたらなぜですか?
と言う質問の答えが、
「悪徳業者かどうか心配だった」
とか、
「本当に信頼していいのか、私は不安だった。今、世間では色々ありますから・・・。」
とか、
「信頼していいのか、半信半疑だった。」
という不安が圧倒的に多かったからです。
「見積もりだけでもいいのかしら?」
とか、
「しつこく営業されないかな?」
とか、
「支払い方法がわからなかった。」
と言った不安があってもいいのにと不思議に思い、工務店さんに聞いてみました。
「一時、問題になったじゃないですか?訪販で必要もないリフォーム工事を高額で売る業者が・・・・。」
と言われました。
その答えで私も合点がいきました。
確かに当時、マスコミでも大きく取り上げられました。
このアンケートはその当時にリフォームをされたお客様のアンケートでした。
当然、今と社会情勢が大きく違うわけです。
この不安は、「どんな会社か分からないので、信頼していいか、判断が出来なかった。」と捉えられるので、今でも参考に出来ますが、世の中の移り変わりは、思ったより早いので、ずっと、アンケートを取り続け欲しいんですね。
ある時にまとめてアンケートを取得して、その後、アンケートを取る事を止めてしまわれる企業様もあります。
止めてしまうのは、もったいないです。
社会情勢やトレンドによって、人々の価値観はどんどん変わっていきます。
アンケートを取っていると、その変化にいち早く、気づき対応が出来ます。
偉そうな事を再度、言いますと、私は経済アナリストの分析は意外と当たらないと思っています。
例えば、15年位前は、「日本は高齢社会だから、葬儀業界はしばらく、右肩上がりで市場が拡大する。」とアナリストも言っていましたし、葬儀屋さんからもそう聞いていました。
ところが、現実は、何が起きたかと言うと、人々の暮らし方の変化や考え方の変化で、
「たくさんの人に来てもらうのも、お互いに大変だから、家族葬にする。」とか、
「親戚縁者は、田舎にいるので、東京まで来てもらうのは申し訳ない。かといって、東京で葬儀にお越し頂く友人知人もいないから、葬儀は止めよう。」となって、
高齢者は増えていても、葬儀のマーケットは小さくなっているわけです。
この流れを早く掴んで、大きな葬儀場を改装したり、小さくなった葬儀に対応する変革を行ったところは、儲かっていますが、それに乗り遅れたところは困っているわけです。
住宅市場も移り変わりが早いです。
地域によりトレンドは違いが出ますが、私の住んでいる地域で言えば、
・駅前のマンションは若い方々が買うと思っていたら、定年退職した人が多く買うようになった。今まで住んでいた一戸建ては子供たちに譲って、自分たちは利便性の高い街で暮らしたい。
・核家族化が進んでいるが、土地が高い(坪単価70万円くらい)ため、土地購入を諦めて、親世帯との同居を選び、二世帯住宅への建替えが人気。
・平屋と言えば、現役を退き、ゆっくり暮らせる終の棲家というイメージがあるが、若い方にも人気がある。晩婚化が進み、初めから夫婦二人の生活を想定していたり、子供は一人と決めているから、たくさんの部屋は要らない。
・所得が高い人がその所得に見合った住宅を買わなくなり、ローコスト住宅を買う人が増えた。住宅にそこまで多額の投資をするのはナンセンス。他の楽しみにお金を使いたい。
・リフォームするか、建替えるか、悩んでいる。50代~60代の方に多くみられます。平均寿命が高くなり、80歳まで生きることを考えると、50代であと約30年、60代で約20年間、今の家に暮らすことになります。ここに不安があります。
・中古住宅を探している。土地から買う新築はもったいない。中古住宅でリフォームしたほうが、安くて自分の好きな住宅になる。
等々の少し前では考えられなかったニーズが発生しています。
アンケートを取り続けていれば、こういったトレンドの変化に気づけて、自分たちの強みを活かしながら、時代の移り変わりに対応出来ます。
家を買う方、家を建てる方って、家という箱が欲しい訳でなく、「不便に思っている事を解決したい」、「憧れていた暮らしを実現したい」、「子供が独立したから暮らしを楽しみたい」等のニーズがあります。
そういった悩みや希望は、同じような地域や環境に住まわれている方も持たれている可能性が高くなります。
アンケートを取り続けると、このニーズを捉れることが出来る様になり、少ないアンケート数から仮説を立てられるようになります。
住宅の場合は、一月に10枚も20枚もアンケートが取れる工務店さんや住宅会社さんは多くないと思います。
だからこそ、アンケートを取り続け、時代のトレンドを掴み、仮説を立てることが重要になります。
アンケート分析をしながら、取り続ける事の大切さを再認識しましたので、お伝えしたしだいです。
今回は、このあたりで終わりにしようと思います。
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